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2010年11月10日

ニセ過保護

ユング心理学の第一人者である故河合隼雄さんの著書
日本人とアイデンティティという本を読んでいます。
日本人とアイデンティティ―心理療法家の眼

河合先生は、家庭問題、教育問題などをわかりやすく解説してくれます。
ウィキペディア⇒河合先生の経歴がわかりますクリックhttp://bit.ly/d0mj8o
難しい本は全然進まないのに、河合先生の本はどんどん進んでいきます。

この日本人とアイデンティティの中に、

過保護で子どもが悪くなるか

とあり、

私は、よく言うんですが、過保護で子どもが悪くなると言われていますけれども、
あれは嘘で、ベタベタの過保護であっても、本当の過保護をやっている限り、
子どもは滅多に悪くなりません。子どものほうがよっぽど強いですから、
本当にベタベタひっついてきたら、子どものほうがお母さんを蹴散らして強くなっていきます。
ところが、この頃あるのは、ニセの過保護が多くて、それはこどもにひっつく代わりに、
ものをやったり、お金をやったりすることで、保護したかのごとく感じているもので、
これは絶対にダメです。

中略

ニセの過保護というのは、母性の欠如みたいなものを、物質的に補おうとするものでして、
「うちは、ちゃんとやっています」などと言うのは、単に物質的に与えているものであって、
子どもが一番欲しいもの、つまり「お母さん」というものがないんです。
そして、そんなのは過保護でもなんでもなく、先ほどから申しますように、
ニセの過保護です。



過保護で子どもが悪くなることはないそうです。
ニセの過保護では悪くなることがあるようですね。


僕は30代ですが、
子どもたちを見ていると、うらやましいなと思うことがあります。
ゲームにカードにお菓子も食べて、
おまけに着ている服、靴もじょーとーなんですよ。

お下がりが当たり前、
兄弟で服を着まわししていた子ども時代。
ゲームも友達から借りてやる。

家には本ばかり。


表面的には、恵まれているなと思います。

しかし、

内面的にはこれはかわいそうだなと思うことがある。


母親の愛情=物


になってしまっているんです。

かまってあげられないから、
ゲームを買い与える。

相手するのがめんどくさいから
DVDをみせる。
※たまにはいいと思いますけど、親の心の問題かなと。

食事は
ファミレスやファーストフードで済ませる。
※マックにたくさんの親子連れがいることに違和感を感じます。
※マックの皆さんごめんなさい。


親が子どもたちと向き合うことが、
一番の愛情だと思うんです。

お金じゃない、ゲームじゃない、


お母さんが自分の為に話を聞いてくれる。
自分の為にご飯を作ってくれる。

子どもが御飯いらないって言っても、
ダメ、ちゃんと食べなさいっていって御飯を食べさせる。

子どもがうつむいているとき、
おせっかいだと思っても、
話を聞こうとする。
どんなときも、
あなたを守っているという母親の愛情。


その愛情があるから、
安心して子どもは巣立って行けるのですね.


過保護に子どもたちに接していきたいですね。









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Posted by 沖縄SUN at 12:40│Comments(0)教育
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